会社を辞めたいなぁ転職したいなぁ
と考える人多いですよね?
ただ、「やめたい!」と思ってもすぐに会社を辞められるわけではありません。
新入社員であろうと、中堅であろうと会社を辞めるのには
ルールや流れというものがあります。
自分が好きなときに辞めていいわけでも、
退職届を出したら終わりでしょ!ではありません。
今回は、退職をする流れと退職届の書き方、
退職届を提出するルールや決まり事、
封筒の入れ方や退職届の文例をご紹介します。
仕事辞めたい!よし退職届だ!←NGです
仕事を辞めたいなぁ。転職したいなぁ。
よし!退職届を出してすぐにでもこんな会社辞めてやる!
と、簡単に退職できると思っていませんか?
会社にはきちんと就業規則というものがあり、
退職届は会社を辞める○○日前までに提出しなければいけない
というような決まりが必ずあります。
新入社員の人でも「この会社思っていたのと違う!」と思ったからといって
次の日から会社に来ないという事が毎年のようにありますが
前の会社でのトラブルは、転職しようとしても中々上手くいかないこともあります。
会社を辞めるときには、きちんとした段取りで
手順を踏んだ上で退職しないと、余計なトラブルを生みかねません。
退職届を出すにも手順がある!提出する時期や流れは?
退職したいと考えてもすぐにできるわけではありません。
誰があなたの仕事を引き継ぐのかを決めなければいけませんし、
後任の人が決まれば、引継ぎをしなければいけません。
就業規則がある場合は、そこに書いてある退職届を提出する期間が書いてあるのでチェックしましょう。
もし明確に書いていない場合は、最低でも1ヵ月半前には
上司に会社を辞めたい旨を伝えなければいけません。
では、実際にどのような流れで退職届が受理されていくのか
確認していきましょう。
①会社を辞めたいという意思があり、転職に向けて考え始めたり情報を集める。
(退社予定の最低1ヵ月半前。余裕を持って2.3ヶ月前までには伝えておきたい所)
②退職希望日を決め、「退職願」を書く
③上司に退職を申し出、退職願を提出する。
④上司から退職の承認が下りる。
⑤退職日が書かれた「退職届」を会社に提出し、退職。
退職届を郵送してもいい?
上司に退職届を手渡ししたくない。もう会いたくない。会社に行きたくない。
と思っても、退職届を郵送で送りつけるのはマナー違反です。
もちろん就業規則に書いてある「○ヶ月前までに退職届を提出しなさい」
という期間前に郵送した場合は、受理されずこじれる可能性もあります。
社会人ですので、いやなことがあったとしても逃げずに
最後まできちんと退職届を手渡ししてから退職しましょう。
マナーをおさらい!退職届の書き方
退職届は手書きで仕上げても、パソコンで仕上げても構いません。
また会社によっては退職届も決まった書式がある場合があるので
規約をしっかり確認しましょう。
用紙のサイズは?
退職届を書く用紙のサイズは一般的にはB5(もしくはA4)
白い便箋で線が入っていても、入っていなくても構いません。
退職届は縦書き?横書き?
どちらでも構いませんが、届出になるので縦書きがいいでしょう。
文字は黒いボールペンか万年筆で書きます。
退職届の日付は?
「退職届」の日付は、上司と相談して承認された日付になります。
自分で決めた退職の日は、「退職願」の方で書きます。
必ずしも退職願に書いた日付で承認されるわけではないので
注意しましょう。
退職届は誰宛にする?
退職届の宛先は、最終的に退職届が届く場所
一般的には会社の社長宛に書くことになります。
例:株式会社 代表取締役社長 ○○ ○○○ 殿
○○ ○○○ 社長殿とはなりませんので気をつけてください。
退職の理由は?
退職する理由は色々あると思います。
人間関係だったり、体調が悪い場合もありますよね?
退職する時にはその理由を正直に書く必要はありません。
「一身上の都合により」と書きます。
退職届が出来上がったら封筒に入れよう!
退職届が出来上がったら封筒に入れていきます。
・白い封筒
・封筒のサイズは長形4号(B5)、長形3号(A4)
・できれば郵便番号欄のない無地の封筒
用意した白い封筒の表に「退職届」と書き、裏に自分の所属部署氏名を書きます。
退職届は3つ折りにして封筒に入れます。
最後にノリで封をします。
テンプレートが様式としてない人の為の退職届の文例集
退職届
私事、
この度、一身上の都合により、平成○○年○月○日をもちまして退職いたします。
平成○○年○月○日
営業本部 ○○ ○○○ (印)
株式会社○○○○
代表取締役社長 ○○ ○○○ 殿
①「私事」
最初の「私事」は「私儀」でも構いません。
どちらも「私事ではありますが」という意味です。
②文章中に出てくる日付
退職届の文章中に出てくる日付ですが、この日付は上司に退職の相談をして
承認を得た日付けを書きます。大体きりのいい月末に指定する事が多いです。
③文章の終わりに出てくる日付
退職届の最後に出てくる日付は、退職届を提出する日付を記載します。
④印鑑
自分の名前の下には印鑑を押します。
認印でも構いません。
⑤宛名は敬称被りに気をつけろ!
「○○社長殿」にすると二重敬称になってしまいます。
「代表取締役社長○○ ○○殿」とします。
この書き方は、手紙や届け出でも共通する事なのできちんと覚えておきましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は、退職届の書き方をご紹介しました。
あまり書く機会はないかもしれませんが、
契約社員、パートやアルバイトでも退職届が必要な場合があります。
知っていて損はないので仕事を始めたら覚えておきましょう。
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