十二支と干支って同じだと思っていませんか?
実は違うんです。
十二支や干支はいつから始まった?
十二支、干支の違いはどこにある?
などをまとめてみました!
十二支の12匹正しく言える?
十二支を正しく言えますか?
最近では、十二支がいえない子供たちが多いようです。
正解は、
子(ねずみ)・丑(うし)・寅(とら)・卯(うさぎ)
・辰(竜)・巳(へび)・午(うま)・未(ひつじ)
・申(さる)・酉(にわとり)・戌(いぬ)・亥(いのしし)
辰は竜である説やたつのおとしご説、ワニ説がありますが、
残りは実在する動物で構成されています。
十二支はいつからあるの?
十二支は中国の殷の時代から始まったとされています。
殷の時代(BC1500~1100年ごろ)は、
今からだいたい3600~3700年前あたり位でしょうか。
十二支は、かなり昔からあるものだとわかります。
ただこの頃には、動物は当てはめられていなかったそうです。
動物と十二支が組み合わせられたのは、後漢時代(BC100年)の事。
そもそも何故「十二支」を広める必要があったのかというと、
年、月、時刻、季節を表す時に使われていて、
身近な動物を使う事で、
一般にも浸透させようとした狙いがあるといわれています。
十二支と干支は違う?違いはどこ?
同じように使われている「十二支」と「干支」ですが
実は違うんです。
十二支とは、子、丑、寅、卯、辰、巳、午、未、申、酉、戌、亥
これら12種の総称。
干支とは、別名「十干十二支(じっかんじゅうにし)」
十干と十二支が合わさったものを言います。
十干・・・甲、乙、丙、丁、戊、己、庚、辛、壬、癸
この10種の総称。
甲、乙、丙なんかは、よく文書で見かけますが「こう・おつ・へい」とは
十干では読みません。
十干での読み方は、
甲(きのえ)、乙(きのと)、丙(ひのえ)、
丁(ひのと)、戊(つちのえ)、己(つちのと)
庚(かのえ)、辛(かのと)、壬(みずのえ)、癸(みずのと)
それぞれに
甲=木の兄 乙=木の弟 丙=火の兄 丁=火の弟
戊=土の兄 己=土の弟 庚=金の兄 辛=金の弟
壬=水の兄 癸=水の弟
という意味を持ちます。
これに十二支が組み合わされると
甲子、乙丑、丙寅、丁卯、戊辰、己巳、庚午、辛未、壬申、癸酉、甲戌、乙亥
丙子、丁丑、戊寅、己卯、庚辰、辛巳、壬午、癸未、甲申、乙酉、丙戌、丁亥
戊子、己丑、庚寅、辛卯、壬辰、癸巳、甲午、乙未、丙申、丁酉、戊戌、己亥
庚子、辛丑、壬寅、癸卯、甲辰、乙巳、丙午、丁未、戊申、己酉、庚戌、辛亥
壬子、癸丑、甲寅、乙卯、丙辰、丁巳、戊午、己未、庚申、辛酉、壬戌、癸亥
60種類になり、これが「干支」です。
干支は60種類あるので、同じ干支になるまでに60年。
「還暦」の意味は実は、生まれた年の干支に戻る数え年の61年が「暦に還る」
という事から還暦(かんれき)と言われます。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今まで干支と十二支を同じ意味で使っていた人は
多かったんではないでしょうか?
ちなみに2018年の十二支は戌(犬)年。
干支は、戊戌です
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